2012年8月19日日曜日

山へ行こう



 大病で入院生活をして体力は著しく落ちたし、この夏は暑くてたまらない。 しばらく山歩きは休まざるをえないが、全休はしゃくだ。

 で、ウエブをサーフィンしているうちに、今年3月に休刊となった「THE NIKKEI MAGAZINE」という月刊誌が、2008年5月に「東京10名山」という記事を掲載しているのを発見した。 東京23区内の山、かつて山だった土地を紹介したものだ。 定年退職後の退屈オヤジたちに手ごろなお散歩コースらしく、この記事を読んで、「10名山」を丁寧にたどった”山行記”ブログもいくつかあった。 以下は、そのひとつから丸写ししたものだ。

<愛宕山>  地下鉄日比谷線神谷町駅下車
標高25.7m(三等三角点)
講談 曲垣平九郎でお馴染みの男坂(86段)別名「出世の石段」が有名
また、1925年の日本初のラジオ放送の送信地。

<おとめ山> JR目白駅
おとめは乙女ではなくお留め(立ち入り禁止の将軍家狩猟場)
都民のヒーリングスポットになっている公園。

<飛鳥山> JR王子駅
北区は国土地理院に飛鳥山を山として表記するように要望している。
標高 25.3m 東京で一番低い山としてイベントを企画。

<<道潅山> JR西日暮里駅
京浜東北線からの切通し以外は山の面影はないらしいが・・・

<箱根山> JR高田馬場駅
山手線内最高峰 標高44.6m (戸山公園内)

<西郷山> 東横線代官山駅
西郷隆盛の弟の別宅として知られ、東京ラブストーリーで脚光

<志村城山> 都営三田線志村3丁目駅
江戸の交通の要所

<島津山> 
清泉女子大学近くに石段として残る

<池田山>
正田邸跡地は区立公園「ねむの木の庭」となっている。

<御殿山>
高級住宅地、名前のみを留める

 確かに、手軽な東京散歩にはいいだろう。 だが、他人の二番煎じというのが面白くない。 それに舗装道路の照り返しで熱中症になりそうだ。

 それで、昼の熱気が薄らいでくる午後遅く、気持ち良い思いのできるユニークな東京山歩きを計画した。 「~山」という23区内の地名にある食堂や飲み屋を1か所でも訪れたら登頂成功とする。登山開始は午後5時以降。 とりあえず、候補の「山」を駅名と町名からピックアップした。 見逃しがあるかもしれないが、リストを作ってみた。 

①大山(板橋区・東武東上線駅名、町名)
②飛鳥山(北区・都電荒川線駅名)
③御嶽山(大田区・池上線駅名)
④大岡山(大田区・東急目黒線&大井町線駅名、目黒区町名)
⑤西小山(品川区・東急目黒線駅名)
⑥武蔵小山(品川区・東急目黒線駅名)
⑦小山(品川区町名)
⑧代官山(渋谷区・東急東横線駅名、町名)
⑨円山(渋谷区町名)
⑩鉢山(渋谷区町名)
⑪東山(目黒区町名)
⑫烏山(世田谷区町名)
⑬千歳烏山(世田谷区・京王線駅名)
⑭八幡山(杉並区・京王線駅名、世田谷区町名)
⑮久我山(杉並区・京王井の頭線駅名、町名)
⑯浜田山(杉並区・京王井の頭線駅名、町名)

 きっと、東京ローカルと呼べそうな雰囲気をみつけられると思う。 さて、どこから挑戦しようか。 ヒマラヤへの道もここから始まるのだ。 壮大な夢を抱いて、いざ、赤提灯へ。

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