2013年4月15日月曜日

男の料理<さくらもち>

(切り餅を2枚にする)
(塩漬けのさくらの葉を広げる)
(2枚の餅を適当な柔らかさになるまで焼いて葉にのせる)
(餅の上にたっぷりと餡をのせる)

(2枚の餅を合わせ、手作り<さくらもち>の完成)

  さくらが散って花見客の姿が消え、人の気配がなくなった葉桜の夜。 いよいよ収穫が始まる。 さくらの葉っぱを千切る輩など見たことはない。 それでも、花をむしるような罪悪感はないにしても、多少は犯罪者の気分になる。 良心との葛藤の結果、50枚ほどいただいて闇夜に消えた。

 さくらの葉は軽く水洗いし、鍋の熱湯で香りが湧き立つまで、ほんの束の間煮て引き揚げる。 湯は緑色になり香りが広がる。 この湯に塩を加え、底の浅い容器に並べた葉がひたひたになるくらい注ぐ。熱がさめたら冷蔵庫に入れて2,3日。

 さくらもちの作り方は、画像の通り。 さくらの葉っぱのあんころ餅サンドといったところだが、味は、ちゃんとしたさくらもち。 餡と餅は100円ショップで買ってきた。

 この塩漬けさくら葉、チーズに巻いて酒のつまみにするとか、握り飯に巻いて食べるとか、工夫次第で多様な味を楽しめる。 まだ試していないが、天ぷらもいいかもしれない。  


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