かつて、おとなの男の世界だった居酒屋が、ファミレス状態になったのは、いつのころからか。
ションベン臭いガキ、所帯じみた母親でギャーギャー騒がしい場所では、コワモテの土方も、世をすねた詩人も、かつて革命を夢見た定年間際のオヤジも様にならない。
思い起こせば、”オヤジギャル” などという言葉がはやりだした1990年代初めに、若い女たちが赤提灯の飲み屋に出没するようになった。 あのころ、男たちが物珍しがって、彼女たちをちやほやしたのが間違いの元だった。
やがて酒場に糞まみれの紙オムツを放り出していく外来種が蔓延し、その駆逐は、もはや不可能な段階に入っている。
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