2009年12月31日木曜日

9日間の日本人


 家の中にたまった埃を払い落とすと、いいかげんな人生をおくるうちに自らの内面にこびりついた後ろめたさまで洗い流した気になれる大掃除。

 除夜の鐘が聞こえ始めるころ、寒さを禊と思って近所の神社に初詣する。ポケットでじゃらじゃらする1円玉、5円玉、10円玉をかき集め賽銭箱に放り込む(50円玉や100円玉は巧妙に手触りで残しておく)。そして、神社の振る舞い酒は図々しく2杯目をもらう。

 1年に1度、いいかげんであろうと我が身を清めたくなる年末年始。からだに滲みつくものは本来、穢れかもしれない。だが、「清め」という日本人のDNAが滲みついている自分を感じる期間。その期間とは、正確には、クリスマスの翌日・12月26日から正月3が日の最後・1月3日までの9日間。

 9日間の日本人。残りの356日間は、いったい何者?

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

あけましておめでとう。

シュンタロウです。僕はこのブログ読んでるよ。月に1、2回ほどだけど・・・。

今年も楽しみにしています。




タイの記事について

いかんせん知識不足で…タクシン政権をウィキペディアで勉強しながら読んだよ。
日本の見栄っ張りも消費活動に精を出してほしいな、貯金なんてしないで。(切なる願い)