「AKBって、ションベン臭い女の子が群れて、歌ったり踊ったりしているのがあるだろ」
「オレだって、そのくらい知ってるさ」
「じゃあ、AKBが何の頭文字がわかるか」
「バカにすんなよ、アカンベーに決まってるだろ」
「さすが! オマエは意外と物知りだな」
「それじゃあ、AKCは知ってるか?」
「初めて聞いた、赤ちゃん、A・Ka・Chan てのはどうだ?」
「惜しいけど、違う! AKCってのは、A・ka・Chouchin、赤提灯の頭文字だが、それだけじゃない」
「なんだよ?」
「近ごろ、夜の巷ではAKCが新しい通貨単位になりつつあるんだぜ」
「なんだそりゃ!」
「1AKCは円換算で、だいたい4000円、つまりノンベエのオヤジが赤提灯で酔っ払ったときの平均的飲み代ってわけだ」
「なるほど…」
「例えば、この店はお手ごろでAKC以下だ、寿司屋で飲んで2AKCならまあまあ、っていう使い方だ。 最終電車を逃すとタクシー代は、あっという間に1AKCを超えてしまう」
「そうかあ、オレの月収は80万だから200AKC、つまり赤提灯200回分ということだ」
「ノンベエにはわかりやすい単位だろ」
「まあな、しかし、AKCなんてのがホントにはやっているのかね?」
<東京のある赤提灯で耳にしたオヤジたちの会話>
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