2013年8月8日木曜日

1000頭ラクダで平和運動だ!


 二十数年ぶりに、横浜・桜木町駅で降りた。 東横線はなくなってJRの駅だけ。 横浜港側の光景に昔の面影はない。 「みなとみらい」のせいだ。

 だが、反対側、野毛のあたりは、それほど変わっていなかった。 うろうろしていると、記憶にある小さくて汚らしいタン麺屋があった。 引き込まれるように、なつかしい「三幸苑」の暖簾を分けて入る。 名物のたんめん(770円)は、野毛の街のように昔のままだった。 こってりとした濃厚なスープ。

 それにしても、この店は、資本主義発展の根本原則である拡大再生産という概念が欠落している。 何も変わっていない、何も発展していない。 「みなとみらい」の対極にある。 そして、それはとてもいいことだと思った。

 野毛坂を上って、入場無料の野毛山動物園に入る。 対費用効果は無限大。 ここには年老いたラクダがいて、イベントを企画していた。 

<野毛山動物園では、世界最高齢のフタコブラクダ「ツガル(メス・推定37 歳)」を飼育しています。人間に例えると100 歳を超える当園の名物おばあちゃん「ツガル」の長寿を願い、9 月16日(月・祝)の敬老の日に、千羽鶴ならぬ千頭ラクダを「ツガル」にプレゼントする「1000頭ラクダプロジェクト」を8 月1 日(木)から実施します。これは、来園者の皆様に折り紙で折っていただいたラクダを集めて、千頭ラクダを作りあげるという企画です。ぜひ「ツガル」への思いを込めて、たくさんのラクダを折ってください!!> 

 折り紙とラクダの折り方を説明するパンフレットを無料で配っている。 さすが無料が売りの動物園。 子ども相手には面白いイベントかもしれないなあ・・・。 

 が、帰途、野毛坂を下っているとき思いついた。 「1000頭ラクダプロジェクト」を横取りしたら、もっと面白くなるぞ。

 千羽鶴は長寿ばかりでなく平和のシンボルでもある。 多くのラクダが飼われ、生活の一部になっている西アジア・中東は、紛争、戦争、殺戮の絶えない地域だ。 「1000頭ラクダ」を、平和を祈願するために、紛争国の在日大使館に送るのはどうだ。 「ツガル」のための折り紙もイベントのあとは譲ってもらって、大使館に送れるかもしれない。

 きっと、これは、日本発の新しい平和運動になる。 マスコミにも協力を頼もう。 とりあえず、このブログを読んだら、ラクダを折って以下の住所に送ろう。 「三幸苑」のたんめんでパワーをつけたら、こんな凄いプロジェクトが誕生したのだ。

<<ラクダの折り方は「折り紙 ラクダ」でネット検索すると、いくつもみつかる。折り方はひとつではないようだ>>

<アフガニスタン・イスラム共和国大使館>
Embassy of Islamic Republic of Afghanistan in Japan
〒106-0041 東京都港区麻布台2-2-1
電話:03-5574-7611

<パキスタン・イスラム共和国大使館>
Embassy of the Islamic Republic of Pakistan in Japan
〒106-0047 東京都港区南麻布4-6-17
電話:03-5421-7741、03-5421-7742

<イスラエル国大使館>
Embassy of Israel in Japan
〒102-0084 東京都千代田区二番町3
電話:03-3264-0911

<イラク共和国大使館>
Embassy of the Republic of Iraq in Japan
〒150-0047 東京都渋谷区神山町14-6 ラビアンパレス松濤
電話:03-5790-5311

<イラン・イスラム共和国大使館>
Embassy of the Islamic Republic of Iran in Japan
〒106-0047 東京都港区南麻布3丁目13-9
電話:03-3446-8011、03-3446-8015

<シリア・アラブ共和国大使館>
Embassy of the Syrian Arab Republic in Japan
〒107-0052 東京都港区赤坂6丁目19-45 ホーマット・ジェイド
電話:03-3586-8977、03-3586-8978

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