これぞ日本の記者会見
皇室「秋篠宮家」の長女と大学の同級生との婚約内定が、9月3日発表され、その記者会見が、テレビで生中継された。
主役の二人はやや緊張気味ではあったが、記者の質問に、言葉を詰まらせることもなく、よどみなく答え、会見はつつがなく終了した。
だが、これは本来の記者会見とは言えない。 宮内記者会幹事社のフジテレビのタナカ、日本経済新聞のイマイが発する台本通りの質問に、十分な時間をかけて何度も練習して、滑らかに口に出せるようにして暗記した台本通りの回答をしただけだ。
そんなことは、日本の報道機関も会見を設定した宮内庁も承知の上であり、これこそが彼らの言う記者会見なのだ。 予定外の質問などありえない。 ロボットのように個性のない同級生は、既に皇室の一員に成りきったような話し方をしていた。 宮内庁で徹底した訓練を受けたのだろう。
この記者会見が誰の目にも明らかにしたことは、日本のジャーナリズムの現実だ。 国家権力の思い通りに操られ、手も足も出ない。
とても悲しい婚約内定だ。
0 件のコメント:
コメントを投稿