多摩川のフクロウに群がる霊長目ヒト科カメラ族の数は、年を越しても減る気配はない。
さらしものにされた可哀想なフクロウたちよ!!!
カメラじじいと呼ばれる年寄りは、巨大な望遠レンズの重さに耐え、腕をぶるぶる震わせながら樹上のフクロウを捉えるシャッターチャンスを狙っていたが、明らかに手ブレ防止機能の限界を超えていた。 あの震えは本格的寒気による強い北風のせいもあろうが、自分の実力を無視した喜劇であろう。
有名な女写真家ヘニー・ファン・ヘールデンがベンガルワシミミズクの迫りくる飛翔を見事に捉えたCanonのテレビCMを真似しようったって、そうはいかない。
高額なカメラとレンズをいじくる快感に没頭するオタクたちには、彼らの標的となったフクロウたちの心情を慮る神経が欠落している。(もし彼らがCanonのCMの影響を受けているとしたら、この騒動の責任はCanonにもある。フクロウは近くに聳え立つCanon本社に、糞の大空襲を仕掛けるべきだ)
彼らのそばを通るとき、覗き魔変態集団の薄気味悪さを背筋にぞくぞく感じる。 これも寒さのせいだけではないと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿