巨大地震・津波が起きる直前の3月11日午前中には、たしか2羽がいたと思う。 だが、2日前には1羽しか見なかった。 そして、きょう3月16日は、朝から1羽も見なかった。
東京・大田区の多摩川河川敷に昨年12月から棲みついた6羽のフクロウは、たちまち人間たちの好奇の目に晒され、3か月間にわたりカメラという狩猟道具の標的にされ続けた。
年が明け、ハンターたちの数が膨らむにつれ、フクロウの数は1羽ずつ減っていった。 いったい、どこへ行ったのだろうか。 ストレスで死んでしまったのだろうか。
彼らが棲んでいた柳の木は、まるで空き家のようだ。 留守になった枝で戯れているのは騒がしいムクドリだけ。
短い期間だったが多摩川河川敷のスーパースターになったフクロウたちが、どこへ消えたのか、誰も知らない。
0 件のコメント:
コメントを投稿