2013年9月9日月曜日

東京オリンピック 究極の不安


<マグニチュード 7> クラスの東京直下型地震が起きる確率。
 
 東京大学地震研究所の試算によると、4年以内は50%以下、30年以内では83%。

 京都大学防災研究所によると、5年以内は28%、30年以内は64%。

 統計数理研究所によると、5年以内は30%弱。

 文部科学省地震調査研究推進本部によると、30年以内は70%。

 2020年オリンピックの東京開催が決まった。 日本の右翼・国家主義者が推進し、マスコミを巻き込み、国民を煽り立てた結果。 首謀者たちは、ライバル都市イスタンブールを意識して”安全”、マドリッドを念頭に”安定経済”を東京の売りにした。 ウソで塗り固められた原発安全神話が3・11で崩壊し、いまだに垂れ流されている放射能汚染も問題ないと言い張った。

 本当に、このオリンピックを開催する意味があるのか。 多くの人が多くの疑問を持っている。 気になることは色々ある。  

 なぜか、オリンピック誘致の過程で、都民の誰もが不安に思っている首都直下型地震は語られなかった。 意図的な無視だったのか。 やがて確実にやって来る巨大地震に正直に言及することは、”安全”も”経済”も吹き飛ばす地雷原に踏み込むも同然。 

 「東京が地震で壊滅状態になっても、われわれは瓦礫と死体を片付けて、立派なマラソン・コースを整備いたします」 

 これでは誘致は無理だったろう。 やはり、狡賢い陰謀の臭いがする。 

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