2011年3月16日水曜日

そして多摩川フクロウはいなくなった


 巨大地震・津波が起きる直前の3月11日午前中には、たしか2羽がいたと思う。 だが、2日前には1羽しか見なかった。 そして、きょう3月16日は、朝から1羽も見なかった。

 東京・大田区の多摩川河川敷に昨年12月から棲みついた6羽のフクロウは、たちまち人間たちの好奇の目に晒され、3か月間にわたりカメラという狩猟道具の標的にされ続けた。

 年が明け、ハンターたちの数が膨らむにつれ、フクロウの数は1羽ずつ減っていった。 いったい、どこへ行ったのだろうか。 ストレスで死んでしまったのだろうか。

 彼らが棲んでいた柳の木は、まるで空き家のようだ。 留守になった枝で戯れているのは騒がしいムクドリだけ。

 短い期間だったが多摩川河川敷のスーパースターになったフクロウたちが、どこへ消えたのか、誰も知らない。

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