2011年7月7日木曜日

ありがとう、キム・ヨナ!!

 キム・ヨナ、氷上で美しすぎる君は、国際オリンピック委員会総会という外交の場でも、十分魅力的だった。 南アフリカのダーバンで開かれた総会で、2018年冬季オリンピックを韓国の平昌に招致しようと、広報大使として訴える君の誠実な姿は、一アスリートを超え、人間としての大きさをもみせてくれた。

 そして、7月6日。 「2018年は平昌に決定」の朗報が飛び込んできた。

 キム・ヨナ、ありがとう。 おかげで、2020年夏季オリンピック招致に偏執狂的にこだわる東京都知事・石原慎太郎の野望に対し、かなりの打撃を加えることができた。

 冬季と夏季は異なるオリンピックだが、それでも国際オリンピック委員会の多くの委員の心情は、平昌→東京と2回連続のアジア開催に強い反発があるとみられている。 2018年平昌招致が決まれば2020年東京招致が遠のくのは間違いない。

 キム・ヨナよ、非力な東京住民は石原の野望打破のための武器をまだ蓄えていない。 この現状では、君の魅力で2018年冬季を平昌に引き寄せるのを静かに応援するという他人頼みの消極的、心情的手段しか持ち合わせていなかった。

 キム・ヨナに続いて、われわれ東京住民も、東京招致の野望にとどめを刺すために動きださねばならない。

 われわれにオリンピックなんか必要ない。 東日本大震災復興のシンボルなんかいらない。 カネがあるなら、せいぜい東京―青森間の自転車道路でも建設しようではないか。 シンボルだったら、それで十分すぎる。

 さあ、立ち上がろう!! キム・ヨナに恩返しをしようではないか。

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