2013年5月8日水曜日

”mampoholic” を知っているかい?

(2013年5月1日初の二万歩達成)

(2013年5月6日記録更新)

(2013年5月8日またもや更新)
今年1月に大病をして緊急手術、2週間余りの入院。 退院したとき、体力の衰えは重々承知していた。 だが、外を歩いてみて、腰がまがって杖をついている老女よりも遅く、200メートルほどで足腰の筋肉が限界に達してしまったのは、さすがにショックだった。

 新たな病気は、ここから始まった。 体力回復のために毎日欠かさずにウォーキングをするようになったのがいけなかった。 少し元気になると遠出をしたくなってきた。 そして、街を歩いていて、何気なく万歩計を目にして買ってしまった。 自分はアスリートとうぬぼれ、万歩計などというものは、年寄りのオモチャと見下していただけに、持っているのを友人に見られるのは当初恥ずかしくもあった。

 だが、瞬く間に「万歩計の魔力」に引き寄せられてしまっていた。  1日の歩数が気になって仕方なくなってきたのだ。 少しでも歩数を増やしたいと思っているから、近所への買い物など、ほんの短時間の外出でも万歩計を置き忘れると、ひどく損をした気分になる。 

 こうなってくると、もはや中毒だ。 万歩計を肌身離さず持っていないと落ち着かない。 煙草と同じだ。 それでも、おかげで体力は順調に回復していった。 

 だが、同時に、「万歩計中毒」はさらに昂進していった。 いったい、1日の歩数の限度はどのくらいなのだろうと思ったとたん、挑戦を開始していた。 酒飲みが自分の酒量を試すのと似たようなものだ。

 やってみると、1.5万歩はどうということはない。 2万歩もすぐに到達できた。 現在の記録は2.5万歩余り。 果たして、万歩計の日本記録みたいなものはあるのだろうか。 

 歩数記録を伸ばすには、もちろん体力が必要だが、それよりも重要なのはヒマと時間だろう。 おおざっぱに数えてみると、1時間で6,000歩。 つまり、3万歩を達成するには、休みなしで5時間。 食事や休憩を含め6,7時間とすれば余裕を持って達成可能だ。 

 山登りに行く交通費もないヒマな貧乏人には、きっと面白い挑戦だろう。 ほんの1ヶ月前なのに、万歩計なしで、のんびり散歩していた中毒前の自分の姿が遠い昔のことのように思える。

 (<mampoholic>とは、万歩計を持たずに歩くと情緒不安定になる万歩計依存症を意味する新語.。 「マンポホーリック」と発音する。 生まれたばかりの単語で、まだ辞書には掲載されていない)

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