2016年1月26日火曜日

イラン革命防衛隊指揮官の3分の1はハゲ


 イランとサウジアラビアの関係が悪化し、緊張した中東情勢はますます複雑になってきた。 

 Newsweek日本版の2016・ 1・19号は、この「中東冷戦」を特集した。 その中に、目を引かれる大きな見開き写真があった。 イランの最高指導者アリ・ハメネイがイスラム体制を支える屋台骨とも言える革命防衛隊の指揮官たちに訓示を与えているという写真だ。

 注目したのは、ハメネイの前にずらりと並んだ指揮官たちの頭部だ。 光り輝くハゲ頭が非常に多いと感じたのだ。 上の写真(NY日本版に掲載された写真の一部)の中の頭で数えてみると、約3分の1がハゲ頭。 

 イランやアラブ諸国の中東での生活感覚では、確かに、日本と比べハゲ頭は多い。 だが、3人に1人もいただろうか。 一般社会の平均より多いのではないか。

 多いとすれば、それは何を意味するのだろうか。 イスラム体制の中核であり続けようとすれば強いストレスに晒され、頭髪が抜けてしまうのだろうか。 ストレスが原因とすれば、宗教心の強い彼らには宗教的戒律を守ろうとするストイックな日常生活も関わっているかもしれない。 いずれも、根拠のない憶測の域を出ないが。

 中東の人々は欧米人と同じで、日本人ほどハゲを気にしない。 とは言え、中東地域の政治的安定に隠然たる影響力を持つイラン革命防衛隊に関わることなら、ハゲの分析がどこかで平和構築につながる可能性だって否定できない。
  

 

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